医療安全体制

①専任のリスクマネージャの配置をしています。
②医療事故を防止するための情報収集、分析、対策立案、フィードバック、評価を行い、事象(インシデント)を減らす活動をしています。
③安全ラウンドや医療安全キャンペーンを実施し、安全文化を醸成しています。医療安全管理方針
④各研修を通じて新人のインシデントを防止しています。

医療の安全について

医療安全管理室 専従リスクマネージャー
看護師長 山崎 光代

テレビの健康番組などで最先端医療や名医などについて知る機会が増えましたが、皆さんは受診する病院をどのように決めていらっしゃるのでしょうか。
医療の内容にもよりますが、まずは信頼できる病院かどうかが大きなポイントになりますね。そこで皆さんが安全で信頼のおける医療が受けられるよう、病院が行っている「医療安全」についてご説明します。

「患者・家族はチーム医療のパートナー」

病院では、医師、看護師をはじめとする様々な専門職が互いに連携・協調して医療を行ういわゆる「チーム医療」として、安全で質の高い医療を提供するよう努めています。
ただし、「チーム医療」に欠かせないのは、患者様とそのご家族のご協力であり、医療者から必要な情報の提供を受け、話し合い、納得の下で自分たちにとってよい治療を決めることがなによりも大切です。
「診断と問題点」「治療とリスク(治療の効果、治療しない場合のリスク)」などについて医療者と話し合い、受ける検査や治療を理解して同意することが医療安全に繋がります。

「患者間違い防止~お名前と生年月日を教えて下さい。」

1999年、異なる患者に異なる手術を行った医療事故がありました。医療安全の基本は「本人の確認」です。当院で検査や治療を受ける場合は、患者様に名前と生年月日を言っていただき、本人確認をします。
さらに、入院中は手首に装着したIDバンドで認証し確認をすることで安全確保をしています。何度も名前と生年月日を言うことはご面倒と思いますが、より安全な医療を提供するため、お名前と生年月日を教えていただくようご協力をお願いします。