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臨床生理検査科は医師1名、臨床検査技師21名、視能訓練士6名、臨床心理士1名の計 29名の大所帯です。

当科業務の一番の特徴は、患者様にじかに接して検査を行うことですので、科員は身だしなみに気を付け、患者様に不用意な発言をしないなど不快感を与えないことはもちろん、患者様の訴えを聞き検査結果と合わせて病態を判断し、検査所見上急を要すると判断した場合にはただちに結果を臨床サイドにフィードバックするなどの機転が求められる部門です。

全ての診療科から検査依頼を受け、その業務内容は広範にわたりますので代表的な検査のみをご紹介します。心電図関係では12誘導心電図検査が年間12,000件強と飛びぬけて多く、循環器科をはじめとする内科からの依頼と術前検査としての依頼に大別されます。この他に不整脈や狭心症などの診断を目的とするホルター心電図検査(1,000件)や運動負荷心電図検査(600件)もあります。超音波検査としては心臓の精査を目的とする心臓超音波検査(4,400件)と腹部諸臓器の精査を目的とする腹部超音波検査(2,200件)が主たるものですが、動脈硬化性疾患の増加に伴い頚動脈エコー検査が増えています。呼吸機能検査は術前検査としての役割の他、肺疾患の評価に重要な検査です。その他、脳波、聴力、平衡機能、視力、眼底、眼圧測定など数多くの検査があります。

科員は診断精度の向上を目的に自らの技量を磨くことを常に心掛け、また最新の情報を取得するために各種講習会や学会に積極的に参加しています。

患者様に親切・丁寧に接するとともに質が高く診療に役立つレポートを提供する臨床生理検査科を目指しておりますので今後ともよろしくお願いいたします。