血液内科について
2024年10月から新担当医となりました。引き続き常勤一名体制であり、規模は小さいですが、地域の中核病院として、血液疾患全般の診療が可能です。血球数の異常やリンパ節の腫脹など血液疾患が疑われる方、他院で血液疾患と診断され当院で治療希望の方、他院で治療開始後当院にて治療継続や経過観察を希望の方など、お気軽にご相談ください。初診の方は原則として紹介状の持参・予約をお願いいたします。当科は血液専門研修教育施設、JALSG準施設会員の認定を受けています。
血液内科で診る主な病気
血液腫瘍:急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫)、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、骨髄増殖性腫瘍(真性多血症、本態性血小板血症、骨髄線維症)
貧血性疾患:再生不良性貧血、赤芽球癆、溶血性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症
出血性・血栓性疾患:特発性血小板減少性紫斑病、血友病、後天性凝固因子欠乏症、原発性抗リン脂質抗体症候群
免疫系疾患:キャッスルマン病、IgG4関連多臓器リンパ増殖症候群、原発性免疫不全症候群
診療内容と特色
大学病院での経験を活かし、最新の知見に基づいた標準的な治療を提供します。病棟にはISO クラス6の無菌室が二室あり、安全な化学療法が可能となっています。また、リンパ腫や骨髄腫の患者様を中心とした通院化学療法も可能です。化学療法以外の、輸血や各種注射による外来を主とした支持療法や加療も積極的に行っています。患者様の状態やご希望に応じて柔軟な治療目標の設定が可能であり、地域のかかりつけ医とも協力しつつ患者様全体のケアを継続できるように努めています。当院でCAR-T細胞療法や造血幹細胞移植(自家・同種)は実施していないため、適応のある方は専門施設にご紹介させていただく場合があります。