東京警察病院 麻酔科専門医研修プログラム

プログラムの目標

この研修プログラムは、急性期医療の要として幅広い視野を持った麻酔科医の育成を目標としています。病態生理を核とした周術期の麻酔管理はもちろんのこと、重症管理や急変対応、医療安全の考え方などを学びます。単なる麻酔専門医の取得にとどまらず、小児麻酔、産科麻酔、心臓麻酔などの専門分野、さらには集中治療やペインクリニックなど、将来のサブスペシャリティ獲得のための土台作りをサポートします。

研修病院の紹介(2023年開始プログラムでの予定)

《基幹施設》 東京警察病院(東京都、中野区)
《連携施設A》 東京医科大学病院(東京都、新宿区)
東京医科大学八王子医療センター(東京都、八王子市)
東京医科大学茨城医療センター(茨城県)
戸田中央総合病院(埼玉県、戸田市)
立川綜合病院(新潟県)
《連携施設B》 松波総合病院(岐阜県)

年間スケジュール(例)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 警察病院(麻酔・産科・ペイン) 東京医大(麻酔・心臓・産科・小児)
2年目 東京医大(ICU・ペイン) 警察病院(麻酔・産科・ペイン)
3年目 八王子または茨城(麻酔・心臓・小児) 警察病院(麻酔・産科・ペイン)
4年目 戸田または立川(麻酔・心臓・小児) 警察病院(麻酔・産科・ペイン)

1年目 4月・5月・6月・7月・8月・9月
警察病院(麻酔・産科・ペイン)
10月・11月・12月・1月・2月・3月
東京医大(麻酔・心臓・産科・小児)
2年目 4月・5月・6月・7月・8月・9月
東京医大(ICU・ペイン)
10月・11月・12月・1月・2月・3月
警察病院(麻酔・産科・ペイン)
3年目 4月・5月・6月・7月・8月・9月
八王子または茨城(麻酔・心臓・小児)
10月・11月・12月・1月・2月・3月
警察病院(麻酔・産科・ペイン)
4年目 4月・5月・6月・7月・8月・9月
戸田または立川(麻酔・心臓・小児)
10月・11月・12月・1月・2月・3月
警察病院(麻酔・産科・ペイン)

週間スケジュール(東京警察病院の場合)

AM PM
ペイン外来 麻酔
麻酔 麻酔
ペイン外来 麻酔
麻酔 麻酔
術前評価外来 麻酔
休み(研究日)

AM ペイン外来 PM 麻酔   
AM 麻酔 PM 麻酔
AM ペイン外来 PM 麻酔   
AM 麻酔 PM 麻酔
AM 術前評価外来 PM 麻酔    
休み(研究日)

当直業務なし、オンコールのみ(月4回程度)

研修の実際

本プログラムでは、基本的な周術期麻酔の研修、産科麻酔、ペインクリニックの研修を東京警察病院で行ないます。その他の専門領域の研修は下記の連携病院で実施します。

心臓麻酔 東京医大、八王子、戸田、立川
小児麻酔 東京医大、八王子、茨城、戸田
産科麻酔 警察病院、東京医大、八王子、茨城
胸部外科麻酔 警察病院、東京医大、八王子、茨城、戸田
集中治療 東京医大
ペイン 警察病院、東京医大

当院の研修プログラムは東京医科大学病院麻酔科の研修プログラムと合同で運営しており、プログラム開始後は双方の協議のもとでスケジュールを調整していきます。運営を円滑に図るため、当院の研修プログラムに参加する先生には、東京医科大学麻酔科学分野の医局員登録をお願いしています。

院外の学術活動

年1回の学会発表と論文投稿を目標とし、テーマ選びから発表のプレゼンテーション、論文作成まで指導いたします。学会発表や学会参加には交通費の補助があります。
研修期間中にBLS、ACLS、FCCS、JMECCの受講を推奨しています。また、JB-POTの取得を目指します。この他、都心という立地を活かし、首都圏近郊で開催される様々な研究会やセミナーに積極的に参加することができます。

専攻医の募集について

募集人員: 毎年1名
申込期間: 2022年10月予定(日本麻酔科学会、専門医機構に従う)
選考方法: 書類選考、面接
申 込 先 : 〒164-8541
東京都中野区中野4-22-1
東京警察病院 人事課(担当:高木)
TEL 03-5343-5611(内線14521、14522)
E-mail  d.takagi@keisatsubyoin.or.jp

病院見学について

随時、受け付けております。お気軽にお問い合わせください。