Tokyo Metropolitan Police Hospital
リウマチ科
「21世紀はリウマチ性疾患治療のパラダイムシフトの時代です。」
膠原病・リウマチ性疾患の代表である関節リウマチの治療は、わずか40年前にはステロイド薬や金製剤のみでありました。その後、いくつかの抗リウマチ薬が登場したものの、関節リウマチの自然史を変えるには不十分であり、そのため多くの患者様は、不自由な日常生活を余儀なくされました。しかし、人工関節手術の進歩により、多くの患者様の日常生活の質は改善されました。
その後、MTXをはじめとした有効な免疫抑制性抗リウマチ薬が登場し、薬物療法のみでも“寛解”を目標とした治療が可能になりました。さらに、基礎・臨床免疫学的研究の進歩から、関節炎や関節破壊に関わるサイトカインを標的とした生物学的製剤が登場しました。この生物学的製剤は、コントロール不良であった多くの関節リウマチ患者様に福音をもたらすのみならず、他のリウマチ性疾患にも応用され、“寛解”を超えた目標も見えつつあります。
全身性疾患である膠原病・リウマチ性疾患の治療には、多くの分野が関与することが多く、より安全で有効な治療のためには医療連携が欠かせません。リウマチ科では難病といわれる膠原病・リウマチ性疾患の専門医療を推進するとともに、患者様の立場に立ち、多くの分野の医師と連携し、一人でも多くの患者様を治療すべく努力していく所存です。